曖昧書房

扉。外と内を繋ぐもの。あるいは隔つもの。 鍵はかかっていません。全ての扉をちらりと覗くも良し。どこかの部屋に入り浸るも良し。それはあなたの自由です。 ジャンルや表現方法など既成のものに囚われることなく、読書体験の新たな扉をひらく(あるいは閉じ込める)可能性を秘めた『扉』に関する六つの作品群。 小説投稿サイト「カクヨム」に作品を投稿している六人が集まって、【扉】という共通のテーマに沿って書かれた六つの作品をまとめたアンソロジーです。 参加メンバーは「窓井巡」「菖蒲あやめ」「やぎ」「七ツ海星空」「斉賀朗数」「ゆきひらさぎり」(敬称略)。 《収録作》 ・「物語の蝶の羽ばたきは向かいの書棚で竜巻を起こすか」窓井巡 ・「蝶番の夢」菖蒲あやめ ・「習作・ひとひらひ（とりがたり）【と】」やぎ ・「私と、猫と、時々ペンギン。」七ツ海星空 ・「大人でも子ども、子どもでも大人」斉賀朗数 ・「ルーレカ」ゆきひらさぎり すべて書き下ろし 《仕様》 文庫(A6)サイズ 216ページ カバー有 《初出》 第三回文学フリマ京都